【高野山真言宗成田山真如院(羽幌本院・札幌分院)】札幌・羽幌での十三参り・水子供養など

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私達日本人が有する固有の心、スピリットへの回帰

〈更新日: 平成30年6月 〉 ※写真が掲載されている場合は、クリックすると拡大表示されます。

来年お四国巡拝旅行を企画していただいている名鉄観光株式会社の工藤 直人氏が、先日、来寺して企画についてご説明いただいた。
その時、「住職、もう旅行会社で団体をまとめて旅行をすることなどできなくなりました」と
お話を伺ったのである。何故そうなのか理由を伺った所、
「とにかくバスの運転手さん不足です」
「そして、今や修学旅行を除いて団体で行動する時代ではなくなったと言うことです。
今は、お四国の参拝は、団体で行うのではなく皆さん個人で回っています。団体では、他人に煩わしさを感じるので、宿泊は、皆さん一人部屋を欲しがります。皆さんの願いを旅行代金に上乗せすると高くなってしまい募集が上手く集まらなくなります。こんな事から今や旅行会社より個人の参拝者を扱う四国のタクシー会社さんの方が大忙しになっているんですよ」
と胸の内を吐露された。
現在日本全国では、とにかく人手不足の看板が立ち並ぶ。
景気の好実感は、さほど感じる事のない今日で有りながらなぜそうなのかが今一つ実感が湧かない。様々な理由が述べられてはいるが、要は現代日本社会の中に住んでいる私達一人一人の物の見方や社会での生き方、生活様式に大きな変化が見られていると言うことのようである。
さて、ここでは団体ではなく個人を中心とした行動や心の有り方について考えて見たいと思う。
現代社会では、個人の心の有り方や行動が重要視しされ、昔から日本人の心の中に見られていた共同意識、集団意識、団体意識が薄れてしまったと言うべきことのようである。
ここ二十数年前から日本人のアイデンティティーが無くなったと言われ続けている。
失われた二十年とかも言われ続け、日本人の自信喪失につながっているとも指摘される。
もっと言うならば、「これだけは、私の特徴であり譲れない」といった一昔の日本人が持ち続けていた「大和魂」や「日本人の心」が失われているということであるとも言いたい。
インターネット、スマホ、SNSが拡散し、簡単に様々な情報が得られ、便利さのみを追い続ける余り、無防備に俗に言うフェイクニュースをも簡単に受け入れてしまっている時代だ。
曖昧な情報に踊らされる没個性的な画一化した危険な人間像を垣間見ている今日でもある。
幼稚な大人が子供に凶悪な危害を加え、自分の罪を正当化しようとするのがまるで当たり前のように起きている。一体自分の行動にどれだけ責任を持っているのかが理解出来ない。
本来人間が持ち合わせているべき当たり前のルールや感情すら失っている現実を見ている。
単なる人手不足、社会経済の悪循環だけの問題ではない。
思いやり、弱者に手を差し伸べると言った昔からあった日本人の良さは何処へ行ってしまったのか。日本社会全体が悪性腫瘍を抱えた存在になってしまった。
個人主義を生んだヨーロッパでも現在、西欧の価値観の喪失が叫ばれている。
これまで個人主義を中心にした経済活動、理想社会の獲得は究極の目標と考えられてきたが、今や行き先が全く見えなくなってしまった。ハンチントンは、これまで優れていると考えられていたキリスト教を中心とした西欧的価値観が失しなわれ、同時に世界各地のそれぞれの民族が持つ特有の価値感が表面化し、しかも価値観同志が激しくぶつかり合うカオスのような時代を迎えたと警鐘を鳴らす。
そんな中、新たな価値観を求めて世界各地で再度、宗教への回帰が始まっているとも指摘する。
ただ、宗教への回帰と言っても、要は「心の本当の拠り所への回帰」といったことが現実なのだが、そんな現実に対して世界の宗教界は、根本的な回答を見出しているとは言い難いと言える。
ただ私達日本人の心の有り方には、私達の本来の心の成り立ちに沿った宗教的な回帰が必要と思う。
それは、大和魂であり日本人の心といった日本人の固有の心への回帰であると私は説いている。
いわば心の奥底に固有に持ち続ける日本人スピリットへの回帰に他ならないと言いたいのである。

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