【高野山真言宗成田山真如院(羽幌本院・札幌分院)】札幌・羽幌での十三参り・水子供養など

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「当山のお不動様の歴史、不動護摩から見たコロナ感染の流れ」

〈更新日: 令和3年11月17日 〉 ※写真が掲載されている場合は、クリックすると拡大表示されます。

当山のお不動様は、明治三十三年小瀬川住職?が高野山から風呂敷で背に担いで舞鶴港から小樽、増毛、鬼鹿そして小船で羽幌港まで運ばれ、浜から2キロほど離れた小高い丘に小さいお堂を建て安置したものだ。建てたお堂は、高野山羽幌村説教所とされた。
当山のお不動様は、行基菩薩様が制作したとの言い伝えが当山の歴史の中に残っている。
しかし、明確な証拠がないため定かではない。
そして、小瀬川住職?が不毛の地であった北海道道北地方布教の為にお不動様を高野山から排出したのだろうと推測している。
最早、百二十数年以上も昔の話に成る。
古い歴史の1ページだが、何もない北の荒れ果てた大地に、開墾、開拓とヤン衆労働者そして陰で支えた女性達、子供達。その一人一人が夜な夜な祈りと救いを求めて、お不動様に助けを求め、心の支えを求めてオンボロの掘っ立て小屋を尋ねて来た。
そして、お不動様は、多くの人に手を差し伸べ、ニシン漁、開拓農業他の地域産業を下支えする原動力となった。
戦争中は、弾除け不動のお守りとして胸に潜ませて戦地に赴いたと聞いている。
このように過去百年間、数多くの困難を潜り抜けて、地域の人々の心の支えに成って来たお不動様の仏力は計り知れたものではない。
札幌分院のお不動様は、平成20年京都山科長谷法寿仏師により羽幌町本院の座像のお不動様を立たせた立像の仏像として彫刻して制作したものだ。
その際、歴史的学者でもある長谷仏師から羽幌町本院お不動様は、千葉県成田山新勝寺のお不動様と同じ形式のものであると判断された。
この事実は、どうやら両寺院のお不動様の制作発祥由来は、同じ所、同じ人と見ることが出来る。
成田山新勝寺のお不動様は、平安朝末期関東地方で起きた平将門乱平定と関係する。
当時、朝廷は、平将門乱平定を京都神護寺住職寛朝猊下に依頼した。寛朝は、成田で三日三晩護摩を焚き乱を鎮めた。
この平将門乱を平定した縁により天皇から成田山新勝寺が寄進され、神護寺におられたお不動様が本尊として納まった。
神護寺は、弘仁三年弘法大師が住職を勤め最澄に結縁灌頂を行っている寺である。
神護寺は、高野山と所縁が深い寺である為、神護寺のお不動様は、行基を含む有名な菩薩様の誰かに彫刻されていたことは十分考えられる。
これらを総合的に推測して考えると当山のお不動様は、平安期頃に行基菩薩か他の由緒ある菩薩によって制作されたものではないかと言う期待感が高まる。
私は、毎月28日に護摩を焚いている。
そして、護摩の中でお不動様と何時も対話する。護摩を焚き対話をしながら羽幌町本院のお不動様が持っている仏力を少しずつ移行して来た。それがようやく近頃に成って成就し始め、その仏力が表面に現れ始めて来ている。
昨年から今年に掛けて流行しているコロナの感染のことだ。
毎月28日の護摩を焚きながら当山のお不動様と対話してコロナ感染状況を分析していた。
そして、護摩から受けた感じやお不動様の内証を参拝者に説明し逐一フェイスブックでも説明していた。
確か令和3年7月に焚いた後の報告では「お不動様は、そろそろコロナ感染は収束に向かい出した」と言った。そして9月の護摩後のお説教では、『「お不動様は、コロナは収束した」と言っていた』と参拝者に伝えた。
しかしその頃は、まだ1日五千人を超える感染者が出ていた頃であり、「そんないい加減な事を言って良いのか」と批判に満ちた言葉で馬鹿にされたものだった。
しかし、お不動様の言葉は間違っていなかった。
これまでも一昨年だったか日本海に北朝鮮の船が何万台も集結した騒動などの動向も的中させている。
最近の護摩祈祷を通して御不動様の内証(考えているこ事など)は、広くしかも深くしかも的確であることに気付かされる。札幌分院が出来て20年近くなるが、ここにきてようやくお不動様本来の力を発揮してくれるように成って来たと行者の私は自覚している。
当山には、このお不動様の仏力を頼って多くの信者さんが訪ねて来る。
そして信者さん達は、お不動様に願いを掛け、祈りが通じるようにと「ノマクサンマンダ・・・・」と御真言を唱えて必死に祈る。
お不動様への必死の祈りと住職への信頼とが一致出来れば願いは成就している。
しかし、打算的な祈り、計算ずくの祈りは、反対に仏罰を受け悲惨な目に合っている。
純粋な心からの祈りが大切だ。
純粋な祈りでなければお不動様に心は伝わらない。

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